2学年で法教育を行いました。
講演に来ていただいたのは…
法務省 小倉少年鑑別支所 法務教官です。
鑑別所は少年院と混同されることがありますが、役割は全く違います。
大人の犯罪は・・・ 逮捕→起訴→拘置所→裁判→刑務所、罰金、→社会復帰
少年の犯罪は・・・ 逮捕→少年鑑別所→家庭裁判所→保護観察、少年院→退所
多くの講演を聞いてきた職員も初めて聞く内容でした。
少年が非行にいたるには、少年自身の性格や環境、人間関係など、複雑な理由があります。成人事件のように刑罰を加えて戒めるのではなく、更正にむけた援助の手を差し伸べるためには、少年の特質を理解し、専門的な知識に基づいて鑑別する必要があるのです。
高校3年生からは法律で成人となりますが、犯罪に関しては少年法のもとで扱われるという話もありました。
講演の後半は… いじめ、SNS、薬物、交通非行の話がありました。
いじめは例えば友達に暴行、傷害、窃盗、名誉棄損(悪口を言う、SNSに書く)をした場合、どのような刑罰があるかということでした。
先生が指導していく中、さらに警察が入るという、いじめ防止対策法にも触れられました。
SNSは、SNSをきっかけに起きた詐欺の実話。
薬物は体にどのような恐ろしい影響を与えるか。
交通非行は暴走運転、無免許運転に交通事故が重なったことを意味します。 事故の損害では、強制保険だけでは足りず、足りない部分 を任意の保険でカバーします。 しかし、実際の事故では保険に入っていない人が多く、「自分は大丈夫」という考えで取り返しのつかないことになったケースの話がありました。
大事なことは、事件事故が起きないことです。
それでも、今回の講演は学校生活のみならず、大人になっても知識として重要なことを学ぶことができた講演でした。
|